黒サテンのトップハット、
ブライダルなどのフォーマルや撮影用などで多くご利用いただいていますが、
実はステージや大道芸のパフォーマーさんにもかなり使っていただいています。
お仕事で浸かっているわけですから、
使用回数もハンパないですし、
屋外ではホコリや紫外線にさらされて
あちこちの移動には梱包されて
輸送中の振動にも耐え続けています。
となると当然くたびれてくるわけで・・・
時々メインテナンスに里帰りする子もいます。
今回はその㊙のメンテの工程をおみせしますね。
まずは、こちらが里帰りしたときの状態、
一見しっかりしているように見えますが・・・
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6Xf2Ji5MXhOjLJcnKEGKRgywNLCWqOoaZL550JcZSkhdT9T1X-JY-wa7gjqFk5zJ1VufK36vAGjtsOXY1qx6QvioorSJWyXEor_2JzGJ5rpt7jmRTehVzxbkCrCCIjdgqu65nvzlnD-g/s400/wm_Dev_DSC_6312.jpg)
さすがにクラウン部分は一切型くずれがありませんが、
ブリムはお仕事の跡がわかりますね。
トリミングのグログランリボンが
一部浮いてしまっています。
スベリにはファンデーション(ドーランかな?)がべったり・・
ブリムもよれが出てきています。
よく働きましたね。
早速修理です、
ファンデーションべったりのスベリを外します。
ブリム本体にもついているので、
クリーニングします。
ブリムはきれいになりました。
トリミングのグログランは大きな汚れや傷はありませんでしたが
ホコリもたくさんすっているでしょうし、小さなスレなどもあるので
外して交換です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg06LaRCsNk2gAgEnGHoIQvjtohA1FgK08v6CNdxEHi-2wliaG0Z05Avu5uayI1Lq3Uw0tJF46Ppn8mhI-Ipl-MnLvbJi-gR2AJ30EdYh0BbrdQpXYmz1Hw6zjga0qN3c6N1-TDvIil7_E/s400/wm_Dev_DSC_6318.jpg)
ブライダルやフォーマルではやりませんが
ステージ衣装としては丈夫さが必要なので、
(写真ではみえないのですが)
剥がれやすいサイドのところだけ
ミシンで叩いて補強してあります。
よれていたブリムプレスし直して、
組み立て直し、
サイドリボンも新しくなりました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgA89g0X49aayJXv53Y5R-_4OPSvAy6QXhyphenhyphennV5od5m9Mnb-opxxNRI8NnhM3N_89M9yVpc_tMJAFwzY6Mfyw6Qmg9Q2h-vzBA4prUHa3dPjc4T-y24tg7IgpUyPcdsZ6f4l2SINw-A8ig4/s400/wm_Dev_DSC_6328.jpg)
いかがですか?
自分の作ったものが
くたびれて返ってくるのは
それでけ浸かっていただいた証拠。
そして、またきれいになって
旅立っていくのは
嬉しいものですね。
基本のサテントップハットは修理可能です。
また、コルセットハットはダメージの状況や
修理用の資材の有無によって、修理ができないものもあります。
資材の無いものについては、全面張り替えなんていう
荒業もありますので、気になる方はご相談下さい。
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